◆京都☆秋風♪◆京都☆初秋の風♪風に乗って♪ 風に乗って、と思ったら、 風が強すぎて、列車が立ち往生。 出発が1時間遅れてしまいました。 それでも9:20の新幹線のぞみに乗り、 いざ京都へ~♪ 富士山が風の帽子をかぶっています。 4年前に撮影した場所と、 偶然にも全く同じ建物が写っていて 驚きでした。 浜名湖ですね。 岐阜あたりの採石場です。 山が半分なくなっています。 関が原の名山で知られる伊吹山です。 石・不思議♪ かわせみどんさんと昼食を共にしてから、 ようやく石不思議展に到着です。 かわさみどんさんは、 残念ながら良い翡翠はなかった、 翡翠以外にはご興味はないのでとの事で、 早々に会場をあとにされました。 その後にルチル猫さんに出会いました。 これが会場内部のヒトコマです。 昨年よりも人が少ないように感じました。 今回別室もあり、業者は多いとのことですが、 原石好き、珍品好きにとっては、 ちょっと魅力が足りなかったような~。 自分の眼力不足によるマンネリかも(^^;;;。 例年よりも値段も高いという ルチル猫さんの評価もあり、先が心配です。 といいつつ、いくつか買いました。 綺麗品ではありませんが、 あとで紹介しますね。 さて5時ころ会場を出ると、 古都を潤す琵琶湖疎水が 夕空を写して、人の心も写して ゆったりと流れていました・・・。 (続く) 別室の石・不思議♪ 今回は別室展示まであリました。 中には大好きなマダガスカル業者と、 益富地学と、後はあまり覚えておりません。 そしてその奥に、奇石が沢山ありました♪ いくつか紹介させていただきます。 別室の入口光景です。 蛇眼石=「じゃのまなこいし」です。 チャ-トだそうですが、この模様。 只者ではありません。 放散虫などがストロマトライトのように 球状にもこもこ成長した形が残ったのでは? といわれますが、はたして~? 発見者からのお話が直接聞けて驚きでした。 金平糖石です。 自然砒の特殊なもの? 寺田寅彦をふと思い出しました。 方孔石と言います。 四角い穴が開いてるんです。 実はこれは玄能石とのペアだといわれます。 そのわけがおわかりでしょうか? 玄武岩溶岩の滴り落ちた形です。 麺の石と名づけられました。 これはまるで豚肉、もしくはベ-コン。 その名も豚肉石です。 正体は何なのでしょうね? 肉の化石ではないです。 ル-ブル京都♪ 朝、みやこめっせの向かいの京都市美術館で、 なんと東京で見逃してしまったル-ブル展が 開催されているではありませんか。 早速みやこめっせが始まる前に見てきました。 大理石の彫像、時代は紀元前4~6百年、 ちょうどソクラテスの刑死前後ですね。 アフロデイテ像が麗しかったです。 発見・銀閣寺♪ 二日目は、石は午前中にして、 午後からは銀閣寺に出動♪ 正式名は慈照寺です。 その観音堂が銀閣と呼ばれます。 その上には、金閣と同じく鳳凰を発見♪ そして、これまた不思議なのが、 この砂の芸術(sand art)です。 これって一体な~に? 個人的には、 上から見て雲と月という解釈です。 皆さんはどんな解釈を発見しますか? ここも苔寺と同様に苔が美しかった! これはまるで北山スギですね! ミクロな借景はまるで石の世界です。 遂にプル-ムアゲ-ト発見!? ではなくてヒノキごけです。(笑) そして足の下にある踏石にも、 化石なのか、班晶なのか? 面白い模様を発見♪ なんといっても東山文化の精髄である 銀閣のおちついたたたずまいが 金閣よりも私には向いている事を 発見しました。 哲学よりも花の道-その1♪ 哲学の道は、銀閣寺から南禅寺辺りまでの 約2キロ弱の琵琶湖疎水支流にそって歩く小道。 この支流は琵琶湖疎水は開通した明治23年に、 京都北部の灌漑のために開削された支流で、 鴨川の逆の方向に流れているのがユニ-クです。 哲学に縁遠い私にとっては、 綺麗な花がところどころに咲いている 花の道です。 春、桜の季節にも歩いてみたいですね。 碑の表面には、京都大学の哲学者 西田幾多郎博士の人生哲学である 「人は人、吾はわれ也、とにかくに 吾行く道を吾は行くなり」 の文字が刻まれていました。 これが哲学の道の風景です。 花の道の出会いですね。 ここにも そこにも 哲学よりも花の道-その2♪ 白猫もお出迎え(^^)。 道半ばにして振り返ると・・・ ふたたび花が励ましてくれます。 若王寺も過ぎ、永観堂も過ぎ、 少し陽も傾いてきました。 おっと「ゆどうふ」のちょうちんが♪ 南禅寺は近いです。 そろそろ終点でしょうか。 祈念・南禅寺♪ 永観堂に到着したのですが、 すでに拝観時間を過ぎていました。 次の南禅寺で一休み。 結構足がくたびれました。 ここ南禅寺は結構大きな禅寺で、 室町時代には京都五山の一つに 数えられたそうです。 残念ながら応仁の乱で焼失。 現在の建物は桃山以降の再建だそうです。 父の完全回復を祈念しました。 この三門を多くの古人もまた 祈りを携えて通ったのでしょう。 南禅寺から蹴上までさらに歩いて、 地下鉄で京阪三条で降りて、 加茂川にかかる三条の橋を渡ると、 河原町方面の空は夕日に染まっていました。 世界遺産・醍醐寺♪ 朝日に映える琵琶湖の遠景です。 さて今日も京都三昧日記です♪ 山科からバスで世界遺産の 醍醐寺に向かいました。 醍醐寺といえば、 太閤の醍醐の花見で有名です。 行ってはじめて知ったのですが、 醍醐寺は山の頂上部にある上醍醐と 山すそにある下醍醐に分かれています。 ここ五重塔は下醍醐です。 この五重塔は美しい! 東寺のそれにも匹敵する美しさです。 少し上に行くと、左にあるのが この石でできた不動明王像です。 ここで、今も役行者の修行の護摩炊きが 毎年行われているそうです。 もっと上に行くと、綺麗な池に姿を写す 弁天堂が見えてきます。 池には金色の鯉も優雅に泳いでいました。 ここまでが下醍醐です。 (続く) 上醍醐へいたる道けわし♪ 弁天堂から先には、 上醍醐にいたる道が伸びています。 地図ではそれほど遠くではなさそうなので 予定外ながら、少しだけのぞいてみようかと 思い立ちました。 道は結構急坂です。 道にはこのように石英脈が 露出している場所もありました。 道はまだまだ続きます。 一体どこまでつづいてるのやら~(^^;;;。 道の脇は急峻な壁です。 せめて紅葉の時期なら(^^;;;。 層状チャ-トもあちこちで見られます。 黒いチャ-トが層状になっていますね。 茨城県高取鉱山付近のチャ-トとソックリです。 過去に中世代と新生代第三期との間の いわゆる恐竜絶滅があって、 その頃は海洋も大酸欠に陥っていたそうです。 そのためにチャ-トも遊離炭素が混じって 黒いタイプが出るのだそうです。 それは木曽川上流で発見されていて有名です。 同じく中央構造線の内側ですから、 似た時代かもしれませんね。 やっとの思いで、本に載っていた不動滝まで たどりつきました。 その付近で休憩を取っていた方々に あとどのくらいで上醍醐かを聞いたところが、 「そうやな~ちょどなかばやな~」 ・・・二の句が出ませんでした。 上醍醐は修行者の皆様にあまかせし、 私はこの不動滝に父の回復をお祈りして、 山を下ることにしました。 補足: 醍醐って昔のヨ-グルトの様な美味な食べ物だそうで、 そのような味を醍醐味というそうです。 山頂部から出る水がとてもおいしい事から いつしか醍醐水と名づけられ、 そこから醍醐寺というようになったそうです。 その醍醐水の出るのが山頂=上醍醐の開山堂です。 でもある本によれば、その著者もだまされて上って 3時間かかり、靴もつぶしてしまったそうです。 やっとの思いで飲んだ醍醐水、 それほど美味ではなかったとか。 |